東証10時 急速に下げ幅縮小、原油価格下げ止まりで
10日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は急速に下げ幅を縮小している。前日比300円ほど安い1万9400円近辺で推移している。一時123円安まで下げ幅を縮める場面があった。前日の日経平均の下げを主導した原油先物価格が下げ止まったのに加え、1ドル=103円台半ばまで進んだ円安と歩調を合わせ「売り方がいったん買い戻しに動いている」(大和証券チーフグローバルストラテジストの壁谷洋和氏)との見方がある。「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のような大口の機関投資家が買いを入れている可能性もある」(国内運用会社)との声も聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1253億円、売買高は7億9333万株だった。
国際石開帝石、日揮HD、東海カが大幅安。あおぞら銀、東急不HDも安い。アイフル、シマノ、リコー、東ガスが逆行高となっている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕