東証寄り付き 小動き 海運などに買い 半導体の一部は安い
18日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は小動きとなっている。小幅に安く始まったが上げに転じ、前日比10円あまり高い2万1100円台前半で推移している。中国大手のスマートフォン減産に対する警戒感から半導体関連の一部に売りが出た。一方、海運や自動車などの割安株に押し目買いが入り、相場を支えている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小動きとなっている。
イラン原子力庁は17日、低濃縮ウランの貯蔵量を10日以内に、核合意で定めた300キログラムの上限を上回ることが可能だと表明した。イランの通信社が報じた。シャナハン米国防長官代行は同日、相次ぐタンカー攻撃への対応を理由に中東へ米軍約1000人を増派すると発表した。市場では「中東の地政学リスクの高まりが意識され、投資の手控えにつながりかねない」(国内証券ストラテジスト)との声があった。
塩野義とアステラスが上昇した。トヨタが高い。一方、東エレクとソニーが下げた。東京海上とSOMPOが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕