東証寄り付き 続落、下げ幅一時100円超 半導体関連に売り
17日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落して始まった。一時2万1400円台前半と下げ幅は100円を超えた。米中貿易摩擦への警戒から前日の米株式市場で主要3指数はそろって下落。投資家心理が悪化し、売りが先行した。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も安い。
16日の米ダウ工業株30種平均は小幅ながら反落した。トランプ米大統領が米中貿易交渉に関し「長い道のりがある」と発言。ほぼ全ての中国製品を対象にした追加関税についても「私が望めば発動することは可能だ」と述べており、貿易協議の長期化が嫌気された。東エレクやアドテストといった半導体関連を中心に売りが出て相場を下押しした。
HISによるTOB(株式公開買い付け)について特別委員会を設置して対応を決めると発表したユニゾHDが安い。ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなど値がさ株のほか、テルモも下落している。一方、ファナックやダイキンが高い。日産化や安川電が上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕