東証寄り付き 続伸、米株上昇を好感 経済対策受け建設株高い
6日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日に比べ60円程度高い2万3300円台半ばで推移している。前日の米株式相場でダウ工業株30種平均など主要株価指数が小幅ながら上昇して終え、好感した買いが先行している。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
市場では、米中交渉の破談まで想定する投資家は少なく、「世界経済の底入れ期待を背景とした海外投資家による買いが続いている」(大和証券の石黒英之シニアストラテジスト)との声が聞かれた。政府が5日夕に閣議決定した国や地方からの財政支出が13.2兆円となる経済対策も相場を支えている。公共投資の拡大による需要増が意識され、建設株などが物色されている。
エーザイや東エレク、エムスリーが高い。アドテストやダイキン、キッコマンも上昇している。半面、塩野義やファストリ、花王が安い。信越化や武田、オリンパスも下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕