東証寄り付き　続伸、米株最高値を好感　利益確定売りは重荷

20日の前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末に比べ50円ほど高い2万4100円近辺で推移している。米中の良好な経済指標を受けて前週末の米ダウ工業株30種平均が最高値を更新し、投資家の姿勢がやや強気に傾き買いが先行している。ただ高値警戒感から利益確定売りも出て、上値は限られている。

JPX日経インデックス400と東証株価指数（TOPIX）は上昇している。日経平均は寄り付き直後に2019年12月17日に付けた昨年来高値を上回る場面があった。もっとも主要企業の決算発表本格化を控え、積極的に買い持ち高を形成する動きは限定的だ。上値の重さを嫌気して持ち高調整の売りも出ている。

KDDIやダイキン、ファナックが上昇。TDKやトヨタ、ソニーも上げている。一方、ファストリやアステラス、塩野義が下落。サッポロHDや三越伊勢丹が安い。連結子会社で架空取引があったと発表した東証2部の東芝は大幅安となっている。

〔日経QUICKニュース（NQN）〕