外為17時 円、111円台半ばで小反発 対ユーロも高い
12日の東京外国為替市場で円相場は反発した。17時時点は1ドル=111円48~49銭と、前日の同時点に比べ5銭の円高・ドル安だった。日経平均株価の下落と歩調を合わせるように「低リスク」とされる円が買われた。国内輸出企業の円買いも相場を押し上げた。
朝方は円売り・ドル買いが優勢だった。堅調な米景気や米国のインフレ率上昇見通しから米金利の先高観が根強く、円売り・ドル買いが出やすかった。午後にかけても散発的ながら円売りが出た。
9~17時の円の高値は1ドル=111円46銭近辺、安値は111円63銭近辺で、値幅は17銭程度だった。
円は対ユーロで反発した。17時時点は1ユーロ=129円29~31銭と、前日17時時点に比べ41銭の円高・ユーロ安だった。対ドルの円高と日経平均の下落が円買い・ユーロ売りを誘った。
ユーロは対ドルで反落した。17時時点は1ユーロ=1.1598~99ドルと同0.0031ドルのユーロ安・ドル高だった。米金利先高観を背景にしたドル買いが対ユーロでも入った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕