外為12時 円、1カ月半ぶり安値 110円70銭近辺 対ユーロも安い
13日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=110円62銭近辺と前日の17時時点に比べ1銭の円安・ドル高だった。12時すぎに110円70銭近辺と1カ月半ぶりの安値を付けた。前日までの円安・ドル高で円の売り持ち高が膨らんでいたため、朝方は利益確定の円買い・ドル売りが先行した。だが日経平均株価が上げ幅を広げると、歩調を合わせて円売り・ドル買いが増えた。
一方、国内輸出企業による円買い・ドル売りは円を下支えした。利益確定の円買いも続き、円の下落ペースは緩やかだった。
9~12時の円の安値は1ドル=110円64銭近辺、高値は110円51銭近辺で、値幅13銭程度だった。
円は対ユーロでも安い。12時時点は1ユーロ=125円38~39銭と同57銭の円安・ユーロ高だった。対ドルのユーロ高と日経平均の上昇がそれぞれ円売り・ユーロ買いにつながった。
ユーロは対ドルで上昇した。12時時点では1ユーロ=1.1335ドル近辺と同0.0051ドルのユーロ高・ドル安だった。前日に約3カ月ぶりの安値を付けた反動で持ち高調整のユーロ買い・ドル売りが優勢だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕