外為12時 円、112円台半ばで小反落 日銀会合の現状維持に反応薄
20日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に反落した。12時時点は1ドル=112円48~50銭と前日17時時点に比べ8銭の円安・ドル高で推移している。18~19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)が市場の想定通りの結果だったため、持ち高を調整する目的の円売り・ドル買いが先行した。
円は10時すぎに1ドル=112円60銭近辺まで下げ幅を拡大。国内輸入企業からの円売り・ドル買いも相場を押し下げた。
日銀は11時50分すぎ、金融政策決定会合で現行の金融緩和政策の維持を決めたと発表した。これも市場の予想通りで、為替相場の反応は特にみられなかった。
半面、日経平均株価が一時年初来安値を下回り、投資家に運用リスクを回避する姿勢が強まった。円の下値では株安連動の円買いが入り、相場を支えた。
9~12時の円の高値は1ドル=112円41銭近辺で、値幅は19銭程度だった。
円は対ユーロで反発した。12時時点は1ユーロ=128円02~04銭と同8銭の円高・ユーロ安で推移している。対ドルでのユーロ売りが対円に波及した。日経平均の急落も円買いを誘った。
ユーロは対ドルでやや安い。12時時点では1ユーロ=1.1379~80ドルと同0.0018ドルのユーロ安・ドル高で推移している。ドルの買い戻しが散発的に入った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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