ドイツ株28日 6カ月半ぶり安値 仏株も6カ月ぶり安値
【NQNロンドン】28日のフランクフルト株式市場で、ドイツ株式指数(DAX)は7日続落した。終値は前日と比べて477.11ポイント(3.86%)安の11890.35と、2019年8月上旬以来ほぼ6カ月半ぶりの安値だった。全銘柄が下落した。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、世界景気の下振れ懸念が一段と強まり、欧州各国の株式相場はそろって大幅安となった。
ドイツでは、工業用ガスのリンデが6%超下落した。ミュンヘン再保険も5%超下げた。2019年10~12月期の利益が減少したことが嫌気された。ドイツポストの下げも目立った。
欧州の主要株式市場では、フランスの株価指数CAC40の終値が前日に比べて3%超下げて19年8月中旬以来およそ6カ月ぶりの安値で引けた。イタリアのFTSE・MIBの下げ幅も3%を超え、終値ベースで19年10月上旬以来およそ4カ月半ぶりの安値だった。スペインのIBEX35の下げ幅も3%近くまで達し、終値ベースで19年8月下旬以来およそ6カ月ぶりの安値だった。