ドイツ株21日 続落 新型肺炎による景気の下振れを懸念
【NQNロンドン】21日のフランクフルト株式市場で、ドイツ株式指数(DAX)は続落した。終値は前日と比べて84.67ポイント(0.62%)安の13579.33だった。
午前は新型肺炎の感染拡大で世界景気の下振れが懸念され、欧州各国とも売りが優勢だった。午後は軟調な米経済指標の発表を受けて、各国とも下げ幅を広げた。
ドイツでは、自動車のダイムラーが下げた。同社は21日、新型肺炎の感染拡大が世界景気と同社の事業のリスクになるとの見通しを示した。ドイツ銀行も大幅安となった。保険のアリアンツは買われた。2019年10~12月期の純利益が市場予想を上回ったことが好感された。電力のRWEも上げた。
その他の欧州の主要株式相場も下落した。イタリアの株価指数FTSE・MIBの終値は前日に比べて1%以上、下げた。