ゴラン・ハジッチ被告が死去 旧ユーゴ紛争で起訴
【ウィーン=共同】1991~95年のクロアチア紛争時のセルビア人勢力指導者で、人道に対する罪などで旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)に起訴されたゴラン・ハジッチ被告が12日、セルビア北部ノビサドの病院で死去した。AP通信が伝えた。57歳だった。
ハジッチ被告はクロアチアのセルビア人勢力が樹立を宣言した「クライナ・セルビア人共和国」の大統領を務め、現地のクロアチア住民ら多数の殺害を命じたとして、2011年に拘束された。
ハジッチ被告は無罪を主張。悪性脳腫瘍を患って15年に仮釈放され、裁判は停止中だった。