山本氏が福井2区出馬意向 自民、高木元復興相と調整
自民党福井県連会長の山本拓衆院議員(比例北陸信越)は18日、次期衆院選で福井2区から出馬する意向を明らかにした。既に後援会関係者に伝えており、取材に「100パーセント出ます」と答えた。2区には同党の現職高木毅元復興相が出馬する方針で、県連は分裂回避に向け、調整を図る。
山本氏は北陸新幹線の金沢以西への延伸前倒しに尽力したいと強調。公認調整について「県内の党員による予備選挙で候補を決めたい」と述べた。別の県連幹部は近く対応を協議するとした。
山本氏は県議を経て1990年に初当選し、当選7回。高木氏は2000年初当選で当選6回。前回は定数減で山本氏が比例に回った。
高木氏を巡っては、女性下着を過去に盗んだと週刊誌が報道。山本氏が1月、県連の調査結果として「高木氏が逮捕されていた」と発表。高木氏は全面否定している。
2区では民進党が元職斉木武志氏を、共産党が新人猿橋巧氏を擁立する。〔共同〕