第3次安倍改造内閣の閣僚名簿発表 初入閣・留任が9人ずつ
菅義偉官房長官は7日午後、首相官邸で同日夕に発足する第3次安倍改造内閣の閣僚名簿を発表した。菅氏のほか麻生太郎副総理・財務相、岸田文雄外相、中谷元・防衛相、甘利明経済財政・再生相ら主要閣僚は軒並み留任した。安倍晋三首相が政権の新たな看板として掲げる「一億総活躍社会」の実現に向け新設する担当相には初めての入閣となる加藤勝信官房副長官を起用した。
塩崎恭久厚生労働相や石破茂地方創生相らも続投し、閣僚19人のうち留任は9人に上った。新任は10人で、経済産業相に就く林幹雄衆院議院運営委員長を除く9人が初入閣となる。自民党の森山裕環太平洋経済連携協定(TPP)対策委員長が農相、馳浩元文部科学副大臣が文科相に就くほか、女性では丸川珠代参院厚生労働委員長が環境相、島尻安伊子参院議員が沖縄・北方担当相に就任する。
一億総活躍社会担当相の加藤氏は拉致問題相や女性活躍相も兼ねる。留任する菅長官は引き続き沖縄基地負担軽減担当を兼任する。