日立CFO、中国市場「半導体やスマホなどで悪影響」
日立製作所(6501)の西山光秋最高財務責任者(CFO)は29日、都内で開いた決算記者会見で、米中貿易摩擦が懸念される中国市場について「半導体やスマートフォン、自動車関連など(の事業)で影響がある」と述べた。具体的には上場子会社の日立金属(5486)や日立化成(4217)の事業に影響が出ていると話した。
西山CFOは先行きについて「非常に不透明」だと指摘。特に半導体市況について「どの時点で回復するか見極める必要がある」とし、先行きに慎重な見方を示した。
2019年4~6月期も増収を確保したIT事業については「システムインテグレーションの需要が強い」とした。特に省力化対策や人工知能(AI)の応用などで引き合いがあると明らかにした。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕