三度分岐の20年代 資本市場に迫る「緑の危機」
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
2020年代が始まった。歴史をひもとくと20年代は100年前も200年前も、その後の人類の運命を大きく変える分岐点だった。いま、世界は気候変動という脅威にさらされ、資本主義そのものが問い直されようとしている。「緑の危機」への対応次第で三度、分岐の20年代となりかねない。
「企業がビジネス戦略に取り入れなければ、規制を強化しても意義のある取り組みにはならない」。19年12月20日、投資家や企業の財...
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