金融庁、ミャンマー株式市場の育成支援を強化
金融庁はミャンマーの株式市場の育成支援を強化する。上場企業を増やすため支援体制の拡大や国内上場への優遇措置などを提案。外国人投資家の参入に向けた準備や機関投資家の実態調査などを併せて実施する。証券当局の人材育成も進める。
このほど大和証券グループ本社(8601)や日本取引所グループ(8697)と連携して「資本市場活性化支援計画」を策定し、25日に首都ネピドーでミャンマー側に渡した。日本からは内閣府の村井英樹政務官のほか、大和の小松幹太専務、日本取引所の井阪喜浩常務などが出席した。
ミャンマーでは2015年12月、ヤンゴン証券取引所(YSX)が設立され翌16年3月に取引を開始。17年12月には5社目の上場が決まったが、株価低迷や上場企業の伸び悩みといった課題が指摘されている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕