日銀総裁、海外経済の下振れリスク「依然として大きい」
日銀の黒田東彦総裁は21日の金融政策決定会合後の記者会見で、海外経済の下振れリスクについて「ひところより低下も、依然として大きい」との認識を示した。米中通商交渉や英国の欧州連合(EU)離脱手続きの進展で「国際金融市場でもリスクセンチメントが改善し、株価や長期金利が上昇している」としながらも「米中通商交渉については対立点残っている。2段階(目の合意への)道筋は不透明で、中東情勢巡る地政学リスクも高まっている」と指摘した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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