日銀総裁、物価動向「基調が変わったとはみていない」
日銀の黒田東彦総裁は21日の金融政策決定会合後の記者会見で、展望リポートで物価見通しをやや引き下げたことについて「おおむね不変。統計上の微小な振れの範囲だ」との認識を示した。石油価格の下落や自然災害などの影響を指摘したうえで「物価の基調が変わったとはみていない」と述べた。2023年の自身の任期終了時までに物価目標を達成できるかどうかを問われると「(目標達成を)任期と絡めていないからどうこう言うつもりはない。着実に徐々にではあるが2%に向けて上昇率を高めていく」と語った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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