緩和頼みの株高、景気減速の新興国でも 東南アジア株が1年ぶり高値圏
【NQNシンガポール=村田菜々子】景気下振れが鮮明になっているアジア新興国で、株式相場が好調に推移している。東南アジアの主要企業で構成する日経アジア300ASEAN指数は15日に1年2カ月ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待を背景に株価が最高値圏で推移する米国と同じく、金融緩和競争が株価を押し上げている。もっとも、米中貿易摩擦の悪影響が直撃するアジアでは、緩和効果に傾斜したい...
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