LINK&M、新たな投資指標 企業と社員の相互理解度を数値化
人事コンサルティングのリンクアンドモチベーション(2170、LINK&M)は18日、企業と社員の相互理解度合いを反映した新たな指標の公表を始めると発表した。さまざま視点から企業価値を測定したいという投資家需要の高まりを背景に、非財務情報を充実させる。
新たな指標の基となる「エンゲージメントスコア(ES)」は、LINK&Mが所有する3840社90万人以上のデータベースをもとに開発した。企業ごとのスコアに応じて最上位の「AAA」から最下位の「DD」まで11段階で格付けする。
LINK&Mと慶応義塾大学ビジネス・スクールが実施した共同研究では、ESと営業利益率の間に相関性が確認された。クラウドソーシング大手のクラウドワークス(マザーズ、3900)やスマホ向けニュースアプリを手掛けるユーザベース(マザーズ、3966)など7社の同スコアも測定し、それに基づいた格付けを今後公表していく。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕