財務相、為替条項「コメントしない」 日米貿易協議で
麻生太郎財務相は16日の閣議後の記者会見で、米ワシントンで開かれている日本と米国の閣僚級による物品貿易協定(TAG)交渉に関し、米側が通貨切り下げを自制する為替条項を要求してきた場合の影響について「たらればの話でコメントしない」と述べた。為替条項を巡ってはムニューシン米財務長官が「協定に含めることになる」と表明している。
また、麻生氏は経済協力開発機構(OECD)が15日に公表した対日経済審査報告書で、消費税率を最大26%まで引き上げる必要があると指摘したことについて「そういった見解もある」と述べるにとどめ、将来の10%以上の消費税率引き上げの可能性については「そのときの経済情勢による」とした。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕