円安阻むTAG交渉や10連休 つかの間の112円台
週明け15日の東京外国為替市場で円相場が底堅くなっている。世界的な景気の減速懸念が和らぎ1ドル=112円台に下落したが、その滞在時間は短い。投資家の円売りに歯止めをかけているのは、15日から米ワシントンで始まる日米物品貿易協定(TAG)交渉への警戒感だ。国内ではゴールデンウイークの10連休も控え、持ち高を傾けにくい雰囲気が強まっている。
16日までの日米TAG交渉は初回会合とあって、市場参加者は...
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