経団連会長、日本経済「多事多難の中で堅調」
経団連の中西宏明会長は11日、都内で開いた記者会見で、足元の日本経済について「これだけ国際経済が多事多難な中、結構堅調だ」との認識を示した。その上で「しかし不透明感はみなさん懸念しており、来年度に向けて経済成長につながる投資を促していく施策が必要というのが共通認識だ」と述べた。
11月中に安倍晋三首相の通算在職日数が桂太郎氏を抜いて歴代最長となることに関連し、安倍政権の経済運営について「低金利で良い悪いの議論はある」と前置きしつつ「結果として日本の競争力を強める方向で、安定した運営に大変大きな貢献がある」と評価した。一方で「以前と比べて解決していないのはエネルギーコストだけ」と指摘した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕