NTTの18年3月期、純利益14%増　国際通信事業が好調

NTTが11日に発表した2018年3月期の連結決算（米国会計基準）は、純利益が前の期比14%増の9096億円と過去最高だった。データ通信の需要拡大が収益を押し上げた。

売上高にあたる営業収益は4%増の11兆7995億円、営業利益は7%増の1兆6428億円だった。データセンターやクラウドなど長距離・国際通信事業が好調だった。子会社のNTTドコモも好調で、地域通信事業の不振を補った。

NTTは19年3月期から国際会計基準（IFRS）を適用する。営業収益は11兆8300億円、営業利益は1兆6900億円を見込む。前期をIFRSに直して比較すると、前期比はそれぞれ0.4%増、3%増となる。長距離・国際通信事業が引き続き好調に推移する見通し。年間配当予想は20円増の170円とした。

〔日経QUICKニュース（NQN）〕