革新投資機構田中社長「経産省の姿勢変化で」
産業革新投資機構(JIC)は10日、田中正明社長や社外取締役の坂根正弘氏(コマツ相談役)ら民間出身の取締役9人全員が辞任することを表明したと発表した。残務処理を終え次第、辞任する。同日、都内で記者会見した田中社長は「経済産業省が掲げた、将来の産業競争力を強化し新産業を創出するという理念に共感して集まったが、経産省のその後の姿勢の変化で目的の達成は実務的に困難になった」と辞任の理由を語った。
経産省とJICは、報酬問題などをきっかけに対立が深まっていた。今後の経営体制、事業活動については「関係者間で協議を行っていく」としている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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