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ニコンの20年3月期、74%の最終減益に下ぶれ カメラ事業不振

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ニコンは7日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比74%減の170億円になる見通しだと発表した。従来予想は37%減の420億円で、減益幅が拡大する。下期のカメラなど映像事業のほか半導体露光装置を含む精機事業の販売計画を下方修正したことが響く。

売上高にあたる売上収益は13%減の6200億円を見込む。従来予想は5%減の6700億円だった。映像事業は下期に期初想定より厳しい市場環境と競争が見込まれることから売上収益計画を250億円引き下げた。精機事業もFPD(フラットパネルディスプレー)露光装置や半導体露光装置の売上計上が顧客都合や台風の影響で遅れることで計画を150億円下方修正する。

営業利益は76%減の200億円を見込む。従来予想は520億円だった。映像事業で構造改革を実施し50億円を費用計上する。映像事業の工場稼働率の低下や為替変動の影響も下押しする。

同時に発表した2019年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比28%減の163億円、売上収益は13%減の2910億円だった。

発行済み株式総数の9.2%にあたる3600万株、300億円を上限とする自己株式の取得と、取得した自己株式の消却も発表した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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