政府、骨太方針の原案 外国人材の受け入れ拡大へ
政府は5日夕、経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)を首相官邸で開き、経済財政運営の基本方針(骨太の方針)の原案を示した。深刻化する人手不足の解消に向け、外国人材の受け入れ拡大を示した。具体的には、一定の専門性・技能を有する外国人材について、新たな在留資格を創設する方針を盛り込んだ。
基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)の黒字化について「2025年度を目指す」と記した。19年10月の消費増税に伴う需要変動への対応として「駆け込み需要や反動減が抑制されるよう、その方策を検討する」ことも盛り込んだ。
財政健全化に向け、21年度に中間指標を設定する。PB赤字の対国内総生産(GDP)比を1.5%程度と、17年度の半分程度にする。債務残高の対GDP比は180%台前半を目指す。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕