松山は前半で3打落とし、優勝争いから後退 マスターズ最終日
【オーガスタ(米ジョージア州)=奈良部光則】男子ゴルフの今季メジャー初戦、マスターズ・トーナメントは10日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、首位と2打差の3位から出た松山英樹は、前半の9ホールで2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーと3打落としてハーフターンした。
最終ラウンドに臨むにあたり、「(首位との2打差は)あってないようなもの。とにかく普通に、落ちついて」と話していた松山。しかし、1番でパーオンを逃してボギー発進。2番(パー5)でバーディーを奪ったが、難度の高い4番(パー3)はティーショットをバンカーに打ち込みボギー。5番も2打目を奥のバンカーに入れてボギーを重ねた。
気持ちの乱れがショットに出たのが6番(パー3)だった。ティーショットは右に曲がって大きくショート。2打目もグリーンからこぼれ落ちるなど痛恨のダブルボギーとなった。
一方、3日間連続首位をキープするジョーダン・スピース(米国)は4連続を含む5バーディー、1ボギーで折り返し、大会連覇に向けて順調にスコアを伸ばした。
ホールアウト組では米ツアー4勝のヘンリク・ステンソン(スウェーデン)がこの日69で回り、通算6オーバーの294。2013年大会覇者のアダム・スコット(オーストラリア)は76回でり、通算11オーバー、299だった。