松山、首位と2打差の3位タイで最終日へ　マスターズ

【オーガスタ（米ジョージア州）=奈良部光則】男子ゴルフの今季メジャー初戦、マスターズ・トーナメントは9日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC（7435ヤード、パー72）で第3ラウンドが行われ、5位タイからスタートした松山英樹は3バーディー、3ボギーの72で回り、通算1アンダー、215で、70で回った大会2勝のベルンハルト・ランガー（ドイツ）と並び首位と2打差の3位に浮上した。

前日、「明日（第3ラウンド）が大事」と話していた松山は、2番（パー5）でバーディーを奪うなど前半の9ホールで2バーディー、1ボギーと1打伸ばしてハーフターン。後半は10番で2メートルほどのバーディーパットを外すなど、我慢が続いたが、14番で10メートル近い下りのパットをねじ込んでガッツポーズ。「もし入っていなかったら、10メートル以上オーバーしていた」と喜んだ。

続く15番（パー5）では2打目をグリーン奥のカラーにつけるイーグルチャンスとしながら、結局パー。「あそこから（パットの）ストロークが（うまく）できなくなった」といい、16番（パー3）、17番を連続ボギーとし、2日連続のパープレーとなった。

3日連続の首位は前年覇者のジョーダン・スピース（米国）。この日は5バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの73で回り、通算3アンダー。1打差の2位で今季米ツアー初勝利をあげたスマイリー・カウフマン（米国）が続く。

世界ランク1位のジェーソン・デー（オーストラリア）が71で回り、米ツアー通算9勝のダスティン・ジョンソン（米国）らとともに通算イーブンパーの5位につけた。