長坂政務官「地域に寄り添う」 引責辞任の務台氏後任
政府は10日午前の閣議で、被災地視察を巡る失言の責任を取って内閣府政務官を辞任した務台俊介衆院議員の後任に、同じ自民党麻生派の長坂康正衆院議員を充てる人事を決めた。長坂氏は首相官邸での辞令交付式後、記者団に「極めて緊張感を持ってお受けした。しっかり地域の皆様に寄り添った対応ができるよう全力で取り組んでいきたい」と語った。
務台氏は昨年9月、台風被害を視察した岩手県で、長靴を履かず職員に背負われて水たまりを渡り批判を受けた。今月8日の会合では「政府が持つ長靴がえらい整備されたと聞いている。たぶん長靴業界はだいぶもうかったんじゃないか」などと述べた。