NTT、セキュリティー事業集約し新会社 海外展開を加速
NTTは6日、セキュリティー専門の新会社「NTTセキュリティ」を設立すると発表した。国内外の各グループ会社のセキュリティー部門を新会社へ集約し、一括して顧客に対応できるようにする。同社は海外事業の展開を急いでおり、まずは得意とするセキュリティー事業の集約でNTTブランドの認知度を高める。
新会社はNTTが100%出資して8月に発足する。東京・港に本社を置く。2013年に買収した米ソリューショナリーや独NTTコムセキュリティーを吸収。10年に買収した南アフリカのディメンション・データの一部事業なども新会社に移管する。新会社の社長にはNTTの沢田純副社長が兼務の形で就く。
顧客企業の海外展開に伴い、国内外でセキュリティー対策のニーズが高まっている。新会社は各グループ会社のノウハウや地域での強みを生かし、機器の提供やソフトの更新など一貫したサービスを提供する計画だ。