浜田死刑囚が死亡 福岡保険金連続殺人
法務省は26日、1978~79年に福岡県内で保険金目当てに内縁の妻の子供ら3人を相次ぎ殺害したとして殺人罪などに問われ、88年に死刑が確定した浜田武重死刑囚(90)が吐いた物をのどに詰まらせて死亡したと発表した。関係者によると、確定死刑囚の中で最高齢だった。
同日未明、収容先の福岡拘置所で吐いて倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
同省によると、再審開始決定で釈放された袴田巌さん(81)を除き、刑事施設に収容されている確定死刑囚は126人となった。
確定判決によると、浜田死刑囚は78~79年、内縁の妻=一審公判中に死亡=と共謀、内縁の妻の子供(当時16)を農業用水路で水死に見せかけて殺害するなど3件の殺人事件を起こし、2人の保険金約1100万円を詐取した。