学校事故対応策で初会合 文科省有識者会議、15年度中にも指針
文部科学省は25日、学校の管理下で発生した事故や事件の学校側の対応策を考える有識者会議の初会合を開いた。今後、授業中や通学中などに児童生徒が死亡した遺族からヒアリングを行うなどして、2015年度中にも指針をまとめる。
座長に就任した渡辺正樹・東京学芸大教授は「事故などが起きたときに学校や教育委員会が具体的に何をすればよいのか明確にするため、手引のようなものを作成したい」と話した。
会議では、東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が死亡、行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校の遺族へのヒアリングなども行う予定。