ロンドン株8日 続伸 医薬品株とコカ・コーラ高い
【NQNロンドン】8日のロンドン株式市場で、FTSE100種総合株価指数は続伸した。前日の終値に比べ23.40ポイント高の7140.68で引けた。構成銘柄の約6割が上昇した。
米国の中間選挙を終え、政治の不透明感が後退したことで安心感から買われたが、午後に伸び悩んだ。医薬品株と銀行株の値上がりが株価指数を押し上げた。
医薬品のアストラゼネカは4%高。がん治療薬など新薬の需要が堅調だったことで第3四半期の売上高が伸びたほか、向こう数年にわたり良好な売り上げが期待できるとの見通し示した。欧州の複数の銀行が良好な決算を発表し買われたことから、英国でも銀行株が上昇した。
飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングも5%超上昇した。ポーランドやロシアなどでの需要が増加し、第3四半期の売上高が市場予想を上回ったことが好感された。午前に下がっていた小売りのマークス・アンド・スペンサー(M&S)は午後に上昇に転じた。
半面、原油相場の下落を受けて石油株は売られ、BPは大幅安となった。建設資材のCRHは、アナリストによる株価目標引き下げを受けて下落した。ブックメーカー(賭け屋)のパディパワー・ベットフェアの下げも目立った。