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関空へ快走 愛される「鉄人」
仕事人秘録 南海電気鉄道特別顧問 山中諄氏(1)
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いま関西はインバウンド(訪日外国人)景気にわき、窓口の関西国際空港と大阪の都心部を結ぶ南海電気鉄道の空港特急「ラピート」は連日、大勢の利用客でにぎわう。南海の社長、会長を務めた山中諄・特別顧問(76)は関空が開港した1994年当時の鉄道事業本部運輸部長。利用低迷で不要論が浮上した2000年代を経て、格安航空会社(LCC)誘致で再生するまでの四半世紀を、関空と共に歩んできた"翼の生えた鉄道マン"だ。