鈴木茂晴(24)移転
倉庫に眠る岡本太郎作品 棚卸し作業でタイル画発見
社長になってすぐ、本社の移転を決めた。都内・呉服橋の本社ビルは築50年近くたち、老朽化していた。
20億円ほどかけて耐震強化工事をしていたのだが、後に移転する際、大して役に立っていないと指摘された。慣れ親しんだ本社所在地を離れるのは寂しい気持ちもあったし、先輩役員にも大反対された。それでも移転を決意したのは、本社機能が4つのビルに分散し、不便極まりなかったからだ。
そんな折、三菱地所から東京駅に...
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