池森賢二(25)社長交代
ローソン元社長にバトン 売り上げ重視 不安覚える
2002年。技術力が向上し品質もアップした30ミリリットルの新製品を発売。一方で既存の10ミリリットルの中止を突然発表するとかつてない反発が顧客から巻き起こった。実の妹からも「もうファンケル、使わないよ」と言われた。ここまで根強いファンがいるとは……。
30ミリリットルにしたのは店頭での見栄えがいいなど利点もあったが、それは企業側の都合。猛省した。そこで新聞で謝罪広告を打った。「最近のファンケル...
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ファンケル会長の池森賢二さんは1980年に無添加化粧品のファンケルを創業し、人々の「不安、不満、不便」を解消しようと奮闘してきました。子供のころに父を亡くし、中学卒業後に様々な職業を経て起業した激動の人生を振り返ります。