韓国関連銘柄の上昇率 半導体関連が上位
日本株番付
日本政府による輸出管理厳格化など日韓関係の冷え込みが企業経営に影響を与えている。こうした逆風のなかでも株価が上昇した、韓国との取引が厚い銘柄をランキングすると、次世代通信規格「5G」などをけん引役に、市況回復への期待が広がる半導体関連の企業が上位を占めた。
QUICK・ファクトセットで韓国売上高比率が1割以上(一部推計含む)の3月期企業を対象に、3月末からの株価上昇率を調べた。首位は半導体検査装置のホロン。主力のフォトマスク用製品の新規受注が韓国以外で伸びており、7日には20年3月期の通期業績予想を上方修正した。
2位のアドバンテスト、3位のTOWA、4位のサンケン電気など上位10社のうち7社を半導体関連が占めた。7位の東京エレクトロンは半導体装置の受注状況が上向いているとして、10月末に20年3月期通期の連結純利益見通しを上方修正した。
5位のJCUはスマートフォンの高機能化に伴い銅メッキ薬品の引き合いが強まっている。