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インドネシアルピアが膠着 中銀の売りで上値抑制か

通貨番付

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インドネシア通貨ルピアの相場が膠着している。年初から1ドル=1万4000~1万4300ルピア前後での推移だ。景気下支えのため中央銀行は10月、4カ月連続で利下げを決めた。ただ米国の金融緩和基調を背景に米長期金利が低位で推移しており、ルピア売りの動きも強まっていない。

米中貿易摩擦を巡る過度な懸念が後退し新興国への資金流入が増えつつあるが、ルピアの上値は限られそうだ。中銀は将来ルピアが急落した時の備えとして、買い支えの介入原資となる外貨の確保に熱心だ。足元でルピア高が進んだ局面ではルピア売り・ドル買いの為替介入を実施しているとみられる。

最近の物価上昇率は3%台前半だが、インフレ目標の中心値より低い。中銀は当面、通貨高抑制の姿勢を維持する見込みだ。

(NQNシンガポール=依田翼)

1日までの1週間では豪ドルが上昇した。投資家のリスク回避姿勢が和らいだことを受けて買われた。

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