日本株タイプで人気なのは インデックス型が上位
投信番付
日経平均株価は10月に、一時2万3000円台に乗せた。景気持ち直しを期待するなら、世界の景気敏感株とされる日本株に注目が集まるだろう。過去1年(9月末)、国内株式型投資信託で人気を集めた商品を調べた。
9月ごろまで日本株市場は不安定な状況が続いたため、上位でも資金流入額は400億円に満たない。投資家のコスト意識の高まりから、インデックスファンドが半数を占める。
トップはアセットマネジメントOne「日経225ノーロードオープン」。同投信は日経平均株価に連動する投信の中では信託報酬が年率0.88%(税込み)と高め。NISAの対象だが、積み立てNISAの対象ではない。それでも資金を集めたのは、販売会社が74社と多いことが背景と考えられる。
近年、インデックスファンドは信託報酬の引き下げ競争が激しい。日経平均株価型であれば、最低と最高で0.7%超の開きがある。投資期間が長くなるほど、その差は運用成績に響く。
(ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦)