転機迎えた金融政策 背水の中央銀行(複眼)
ドナルド・コーン氏/イザベル・シュナーベル氏/鈴木敏之氏
世界経済の先行き不透明感が増し、主要国の金融政策が転機に差し掛かっている。米連邦準備理事会(FRB)は来週、10年ぶりの利下げに踏み切ることが確実視される。取りうる手段が限られる中、中央銀行と政治の間合いや目標の立て方などの論点も絡む。超緩和政策の先行きを占う。
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リスク管理、利下げ断行 FRB元副議長 ドナルド・コーン氏
FRBは7月30~31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、0...
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