トランプ政権とFRB(上) 独立性、米経済・ドル信認の礎
エスワー・プラサド コーネル大学教授
○物価安定の姿勢疑われればインフレ加速
○FRBは国内デフレ回避でも比較的成功
○独立性失えば市場混乱で長期の成長阻害
トランプ米大統領が伝統や前例を色々な意味で捨て去ってきたことは、今後長期にわたり米国の経済や制度に禍根を残すだろう。
トランプ氏はおおむね国内の政治目的を達成する武器として関税を使って貿易相手国に脅しをかけ、長年続いてきた貿易協定を破棄し、多くの多国間協定や国際機関から米国を...
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