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新興国債券型の運用成績 首位は「PIMCO」

投信番付

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世界の中央銀行は金融緩和姿勢を強めつつある。先進国の長期金利は軒並み低下し、投資資金は少しでも利回りの高い債券を求め動いている。そこで2019年5月末時点で過去1年の新興国債券型投資信託の運用成績を調べてみた。

新興国全体を投資対象とする2本の投信が2桁の上昇率となった。単一国では、メキシコ、ブラジルの債券を投資対象とする投信が好成績。高い利回りに加え、比較的為替相場が安定していたためと考えられる。

トップは三菱UFJ国際投信「PIMCOニューワールドインカムファンド<メキシコペソコース>(毎月分配型)」。米ドル建ての世界のエマージング債券等が主要投資対象だ。国債・政府機関債など公共債のほか、社債にも投資するが、割合は公共債が厚い。平均格付けはダブルBプラス。信用リスクを取ることで、利回りの確保を目指しているようだ。成績上位は毎月分配型が多く、その分配金は身の丈にあった金額だ。

(ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦)

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