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業績上振れ期待が高い中小型企業 車部品や医薬関連 上位に

日本株番付

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米中貿易摩擦や半導体材料を巡る韓国への輸出規制など企業業績の先行きが不透明な状況が続いている。大型株が手掛けにくいなか、中小型で有望株を発掘するファンドが好成績をあげる例も目立つ。市場の上振れ期待が高い企業を調べたところ、上位には自動車部品や医薬関連企業が並んだ。

金融を除く東証1部上場で時価総額1000億円以下の銘柄を対象に、営業利益の市場予想平均が会社計画をどの程度上回っているかを示す乖離(かいり)率を算出した。

1位は自動車用のプラスチック部品を手掛けるダイキョーニシカワ。中国市場の低迷やメキシコでの生産減少の影響で2020年3月期の営業利益計画は前期比28%減。「会社側は利益計画を慎重に見ている」(国内証券)という。自動車部品では9位に武蔵精密工業も入った。

医薬関連企業も上位に並んだ。3位は検査薬を手掛ける栄研化。4位の後発医薬品の日医工は後発薬生産子会社を買収したのが奏功し、薬価引き下げの影響を補うとみられている。

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