長期投資に合う日本株投信 長寿ファンドが上位に
投信番付
日本株を投資対象とするアクティブ(積極運用)のファンドを、長期投資にふさわしいかどうか多角的な観点で評価する「QUICKファンドスコア」の成績で比べた。スコアは毎月変動するため、算出開始から直近までの平均値でランキングしたところ、上位には設定から15年以上の長寿投信が目立った。
同率の1位は「MHAM日本成長株ファンド<DC年金>」と「マネックス・日本成長株ファンド」。前者は競争力が高く好業績が見込める企業に投資し、後者はインターネット関連企業の株式を主な投資対象とする。スコアは運用成績の良さだけではなく、運用コストや基準価格の一時的な下げ幅の大きさなどで総合的に判断している。両者の過去15年間の上昇率には差が出たが、いずれも配当込み東証株価指数(TOPIX)の195%を大きく上回った。
上位10本は投資対象や銘柄の選択手法などはバラバラだが、スコアの平均は9以上と高評価が続いたファンドが並んだ。
(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)