ノーベル経済学賞に米2氏 持続可能な成長の姿示す
福田慎一 東京大学教授
○ローマー氏は成長理論発展で大きな功績
○ノードハウス氏は環境経済学の貢献評価
○両氏の研究は各国政府の成長戦略に影響
スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2018年のノーベル経済学賞を、米エール大学のウィリアム・ノードハウス教授と米ニューヨーク大学のポール・ローマー教授に授与すると発表した。
今年のノーベル経済学賞の受賞テーマは、技術革新や気候変動の経済成長理論への融合だ。2人の研究テーマ...
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