「情報の時代」の未来(中) データ取引 個人が主体で
高口鉄平 静岡大学准教授
○データ取引の実現へ情報銀行などの構想
○プライバシーの関連コストが取引に影響
○データの価値認識で個人が誤った判断も
個人の位置情報や購買履歴など「パーソナルデータ」の利活用への期待が高まっている。ビッグデータや人工知能(AI)、あらゆるモノがネットにつながるIoTなどの技術の進展で、その主要な材料であるパーソナルデータの価値は一層大きくなっている。政府も2017年5月に「世界最先端IT(情...
経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。