膨らむ高齢者の金融資産(下) 認知症、状況に応じ支援を
成本迅 京都府立医科大学教授
○契約内容に合わせ意思決定能力の確認を
○健康な時から信頼関係築くサービス必要
○認知症でも自律的な経済活動継続が理想
みずほ情報総研が昨年発表した試算によれば、認知症高齢者の保有する資産は約50兆円と見積もられている。
認知症とは、(1)脳の病気が原因でいったん獲得された認知機能が低下しており、(2)もの忘れや判断力の低下がみられ、(3)その結果生活がうまく送れなくなっている――状態のことを...
経済学などを専門とする学者や有識者が内外の論文やデータを紹介しながら、学術的な視点から経済の動きをわかりやすく解説します。
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