FRBパウエル体制の課題 金融政策の正常化、道険し
植田和男 共立女子大学教授
○金融政策の変更が資産価格の乱高下招く
○物価安定の重視が金融システム不安定に
○実質長期金利上昇で米株価急落の可能性
米連邦準備理事会(FRB)の次期議長にパウエル理事が就任する見通しとなった。ただそれ自体の金融政策への影響は大きくなさそうだ。トランプ米大統領は、現在の金融政策の結果でもある低水準の失業率や株高に代表される米国経済の好調の継続を望んでいる。そこでこれまでのFRBの思考プロセス...
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