「侍投手」責任持たせてこそ
打たれてベンチに帰ってくると、カリカリして、コーチの私も怖くて近づけなくなる投手が昔はいた。今、ロッテでコーチを務めている吉井理人(近鉄など)が、その代表格。ぶち切れたときは何を言っても無駄。ほとぼりが冷めるのを待つしかなかった。
そのくらい激しかったから、メジャーでも活躍するほどの投手になった。コーチのおせっかいを許さないくらい、自分の世界を持っていないと、ひとかどの選手にはなれないのだ。
中...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り629文字